3月になりましたが能登では雪模様の天候で厳しい寒さが続いております。
6日は日本レスキュー協会様能登町ベース、弊社と共同管理する穴水ベースへの物資の搬入を行いました。
同時に、能登町ベースにて日本レスキュー協会様と震災から2か月が経過し変化する被災地の状況にあわせた今後の支援方法についてミーティングを行いました。
現在、各市町村の行政では配給は終了、縮小の方向で進んでおり、
「再開した店舗の民業圧迫とならないこと」
「緊急を要する時期は終了し罹災証明、見舞金の支給も進んできたこと」
などがその理由であり、事実、避難所の横のスーパーは通常営業しているような不思議な光景が各所で見受けられ、上記理由は行政としては当然の判断ではないかと思われます。
その上で、そういった大きな方針ではフォローしきればい被災者の方も多く残っております。
「ペットがいるため不都合な自宅で生活を続ける方」
「車を失い(または持たず)近隣商店が倒壊し遠方に買い物に行くことが困難な方」
「失業し経済的不安を抱える方」
など様々な理由でまだまだ配給を必要とされる方が多くいらっしゃいます。
さらには、避難所生活の方、市外への2次避難からの帰還者、自宅が無事でほぼ通常生活の方など
被災状況とその後の対応で格差や意識のズレが様々な感情を生み出しており、
「自宅が無事なのに配給は必要ないだろう」
「市外へ逃げた裏切り者」
コミュニティの崩壊や精神状態の悪化も懸念されるようになってきております。
そういった中で、日本レスキュー協会様とのミーティングのおいて
・ペットへの支援は即ち飼い主(人)への支援である
・今後も必要とされる方に配給は続ける
・よりきめ細かな支援をする体制を構築する
・ドッグセラピーなど精神ケアへの活動を実施する
・復興イベント等を通して前向きな復興意識を盛り上げる
・ペット飼い主という共通点を活かしたネットワーク、コミュニティ作り
・地元自走型の支援体制を構築する
といった点を今後の方針として確認しました。
おかげさまで当初目標の金額は達成となりましたが、
今後も長期的にきめ細かな支援を続けるためにネクストステージを設定し
活動を継続してまいります。
皆さまのご協力をお願いいたします。
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◆物資補給作業
ミーティング(民家をお借りし支援ベースとしております)
今回の地震のほど震源地である珠洲市正院町付近の様子
(ほぼ被災時のまま復旧は手つかずの状態です)
支援した被災ワンちゃんの写真をいただきました
訪問先のマップ(毎回走行距離300キロを超えます)
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